「ソウルG20」は通貨戦争の場に?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.08 09:04
来月ソウルで開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議が「通貨戦争」の場になる雰囲気だ。
ベルギー・ブリュッセルで6日(現地時間)行われた中国・欧州連合(EU)首脳会談で人民元切り上げをめぐる葛藤が表出し、記者会見がキャンセルされた。EUのファンロンパイ大統領(首脳会議常任議長)らEU代表団は会談で、中国の温家宝首相に人民元切り上げを要求したことが伝えられた。オバマ米大統領は先月23日、ニューヨークの国連総会で温首相に会い、通貨問題を取り上げた。
フィナンシャルタイムズによると、温首相は記者会見で質問を受けない意向を明らかにしたが、質問に応じるべきだという要求を受けたため、会見欠席を決めたという。温首相は前日、「人民元が急速に値上がりすれば中国企業が破産し、これは世界的な災難につながる」と主張していた。