【社説】国際為替の戦地に変貌するG20ソウル会議
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.09.24 13:22
気抜けした集まりになるといわれたG20のソウル首脳会議が再び注目を集めている。グローバル金融安全網構築というのんびりした論争をするには足元に落ちた火が熱すぎるのだ。グローバル為替戦争の暗雲が群がり始めた。米国のティモシー・ガイトナー財務長官は「ソウル会議で中国人民元為替システム改革のための国際的支持勢力を糾合する」と言い放った。11月11~12日に行われるG20ソウル首脳会議が強大国の為替戦地に変貌するのは時間の問題となった。
為替戦争は日本が17日、スーパー円高から脱するために外国為替市場に介入し、触発された。ゼロ金利の日本は人為的な市場介入のほかに政策手段がなかった。ここに中国が加勢し、争いは複雑になった。中国は「通貨の安定はどの国でも重要だ」と日本の肩を持った。日本を前に立たせ、人民元の切り上げ圧力を避けようとする戦術とみられる。