今フランスでは２０１０パリモーターショーが開催されている。 世界３大モーターショーの一つだ。 世界自動車市場の流れがひと目で分かるここでは、多くの未来型エコカーが展示されている。 特に近い将来に実用化を控えた製品という点で注目される。 燃費がよく温室効果ガスの排出が少ない製品を開発するため、自動車業界の動きは慌しい。

産業革命後、世界は化石燃料を消費する炭素経済を基礎に目覚ましい成長をした。 しかし無分別な炭素消費は温室効果ガスなど気候変化という副作用をもたらし、これを治癒するために「グリーン革命」が新たに台頭した。 これは未来産業の地図を描きかえる大きな変化の幹になるだろう。

しかし本格的な電気自動車時代を迎える私たちの準備はまだ十分ではない。 一般的に産業が存在するためには「効用」と「価格」、そして「インフラ」の三拍子がかみ合わなければならない。 電気自動車の効用については多数の人が共感する。 しかし効用に比べて価格が高い。 消費者の立場で政府の補助金政策や税制上の優遇措置を考慮しても、すぐに財布を開くのは難しい。 電気自動車充電技術の標準化や充電所の設置も進んでいない。

これに比べて隣国の中国は電気自動車に対する全幅の投資と支援を惜しまない。 昨年、中国は「十成千両」プロジェクトを発表した。 毎年１０カ所のモデル都市を指定し、１０００台ずつ電気自動車を普及させるという計画だ。 ２０２０年までに電気自動車研究開発および産業化に１０００億元（約１２兆円）を投資する。 さらに電気自動車購入時の補助金支給や充電所設置などの積極的支援を約束した。


電気自動車時代を率いるＤＮＡ、韓国にはある（２）

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