【社説】現代車のリコール、品質経営を固める契機にすべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.09.28 12:47
現代(ヒョンデ)自動車が先日、米国で生産・販売中の新型ソナタ13万9500台をリコールすると発表したのは幸いだ。 欠陥が見つかれば直ちに過ちを認めて是正することが、リコール危機を突破する最善の経営だ。 また今回のリコールはステアリングの問題だ。 ステアリングホイール(ハンドル)とステアリングシャフトが遮断され、方向調整がうまくできないという不具合だ。 大事故につながるおそれがあるという点で、現代車の速かなリコールは望ましい。
にもかかわらず、現代車と韓国自動車産業の未来と関連して、いくつか注意すべき点がある。 まず今回のリコールが新型ソナタですでに2度目という点が懸念される。 年末から市販されたこの車は2月、ドアロックの不具合で約4万台をリコールした前例がある。 さらに現代車グループの他の車種に対するリコールも今年に入って大きく増えた。 系列会社の起亜(キア)車「モーニング」「ソウル」などでは燃料注油口のパイプ亀裂、配線溶接不良などの問題が発生した。