【社説】4大河川事業の現実的で合理的な解決策
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.06.18 12:11
私たちは韓半島大運河に反対してきた。しかし4大河川の流域整備は必要だという立場だった。4大河川事業は財政負担を勘案して順に推進するのが望ましいと重ねて注文してきた。政府が同時に4大河川工事に着工して不信を自ら招いたことは残念だ。「経済も苦しいのにどうしてこんなに強引なのか」という非難を避けることができない。こうして怒りを覚えた民心が6・2地方選挙の与党敗北という結果をもたらした。しかし選挙民心を4大河川事業白紙に戻すと解釈することは論理的飛躍だ。反対票には「草ひとつ石ひとつ手を出してはいけない」という環境原理主義から「速度を調節しよう」という合理的批判まで混ざっているからだ。
現在4大河川事業工程率は17.7%にのぼり、核心基盤施設である堰の設置工事は36%を終えた状態だ。すでに4兆ウォン以上の予算が投入された。現場に行ってみれば4大河川事業中断は現実的に避けられない状況だ。巨大な堰をつけたまま放置したり、堆積土浚渫を中途半端に仕上げればまた別の環境災害をもたらす。今としては予定通り工事を進行させ、夏季洪水対策を徹底的に立てるのが優先だ。反対世論収れんと合理的な解法を見つけるのはその次だ。