天安艦沈没後、国際外交安保の角逐場に浮上した西海
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.04.27 10:19
天安艦沈没事件発生1カ月間、米国と中国を含め、韓半島周辺の列強も緊迫した。米国は韓国を配慮しながらも北朝鮮連累説には慎重なモードを固守してきた。中国は20日以上、沈黙を守っていたが、南北間自制を促して声を出し始めた。米中の動きは北朝鮮非核化、韓半島安定維持という戦略的目標と6カ国協議・上海万博の開催成功など当面の課題を複合的に考慮したものとみられる。両国とも国益を優先する国際政治の冷徹な現実が感知される。
◆米中、軍事的緊張避ける同じ言葉=米国は事件直後、バラク・オバマ大統領が迅速に哀悼の意を表したことを筆頭に4隻の艦艇を派遣して「まず天安艦真相究明、後に6カ国協議」を闡明するなど、韓国にことさら配慮する姿を見せてきた。しかし北朝鮮連累説には「予断しない」という立場を1カ月固守している。ひいてはヒラリークリントン国務長官は23日「韓半島で戦争の話が出ないことを望む」と述べた。中国は事件発生26日ぶりに初めて哀悼を表し、南北間自制を促す発言をした。匿名を要求した国際政治専門家は「米国は北朝鮮非核化、中国は韓半島現象維持が戦略的目標」とし「両国は天安艦事件でもこんな基調の下に南北緊張を最小化して北朝鮮を6カ国協議に復帰させるのが重要だという立場を通している」と分析した。「米国は原因究明に積極的な一方、中国は6カ国協議議長国という点と上海万博開催などを意識してなるべく「偶発的事件」で緩和させようとするところに違いがある」と説明した。