【時視各角】オーノを表彰台に立たせるな(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.02.17 15:53
‘オーノの亡霊’がよみがえったのは旧正月の朝だ。 1500メートルの決勝戦。 最後の一周を残して韓国選手3人が一斉にオーノの前に出た。 「わあ!」という観客の声が起こった。 しかしまだその声が消えない間にイ・ホソクがソン・シベクの前に無理に食い込んだ。 2人は接触して転倒し、金・銀・銅メダル独占の夢も消えた。 オーノは銀メダルを獲った。 漁夫の利だった。 ロイター通信は「韓国選手の不運で獲得したもう一つのメダル」と伝えた。 競技後、オーノはここぞとばかりに語った。 「競技の終盤にもっと多くの失格者が出てくることを期待していた。ソルトレークシティーのように」
すぐにインターネットにはアンチコミュニティーが作られ、あらゆる悪口があふれた。 「オーノにメダルを献納した」としてイ・ホソクを非難するコメントも激しかった。