【ニュース分析】「問題解決のモデルに…世宗市は機会だ」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.01.12 10:15
2010年1月。われわれの前には2種類の世宗(セジョン)市が置かれている。ひとつは2005年に盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権が作り当時の政界が追認した9部2処2庁が移転する「行政中心都市」だ。いわゆる世宗市原案だ。もうひとつは科学ビジネスベルトと大企業が入る教育科学中心経済都市。李明博(イ・ミョンバク)政権の世宗市新案だ。
2つの都市は異質的だ。しかし2つの都市とも一定部分で韓国社会が志向すべき価値を盛り込んでいる。どちらが正しいか悪いかというのは難しいほどに価値が衝突する状況だ。代弁する勢力も同様だ。与野党はもちろん、与党内の主流派と非主流派が対立している。保守と進歩に別れた保守内部も葛藤中だ。6月2日の地方選挙を控えだ時期でもある。真実よりは主張が、静かな討論よりは鋭い衝突が作動する危険が大きい。専門家らは「こうしたときほど、両都市の核心価値に注目し選択すべき」と助言する。