怪しい物や行動を認識し犯罪を予防する賢い防犯カメラ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.29 10:34
今年は衝撃的な事件が相次いだ。国民を不安に震えさせた猟奇的な凶悪犯罪は追跡が容易ではないが、最近は防犯カメラが犯人検挙に決定的なきっかけを提供するケースが増えている。防犯カメラのようなセキュリティシステムが犯罪を予防し、犯人検挙率を高めているのは喜ばしいが、「牛を失って牛小屋を直す」(「泥棒を捕らえてから縄をなう」に相当する韓国のことわざ)という点で残念さが残る。犯罪をリアルタイムで監視し、犯罪可能性を予測して治安当局とともに犯罪予防のための事前的措置をとらねばならない。また事件発生後には先端情報技術を活用し犯人検挙に必要な諸般の情報を迅速に分析して提供しなくてはならない。
公共安全システムを相互に連結し協調できるよう、“賢い治安システム”を構築すべきということだ。実際にデジタル防犯カメラを活用した知能型治安システムが世界的に拡散している。これを通じて収集した各種データを知能型ソフトウェアで即時分析加工してパターン化し犯罪予防と犯人検挙にすぐに活用する。