三星電子がポーランドの家電メーカーを買収
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.24 10:18
三星(サムスン)電子が22日、ポーランドのワルシャワで、同国の家電メーカーのアミカを7600万ドルで買収する調印式を行った。アミカのブランドを除いた冷蔵庫・洗濯機工場と生産設備、従業員を受け継ぐ「資産買収」の方式だ。三星電子は韓国、中国、タイ、マレーシア、インド、メキシコの6カ国で生活家電製品を生産してきたのに続き、欧州にも生産拠点を持つことになった。アミカはワルシャワから西に320キロメートル離れたポズナンに工場を持つ会社で、65年の歴史がある。家電製品を生産し西欧とロシア地域に販売している。昨年の売上は4億ドル。
アミカの買収で三星電子は欧州で白物家電の生産拠点を初めて確保することになった。欧州市場に製品を供給するのにかかる時間と物流費用を大幅に減らすことができ、価格競争力を確保して需要に敏捷に対応できるようになった。三星電子はこれまで欧州地域には中国と東南アジアから製品を供給してきた。