三星電子、米国向け液晶テレビ輸出に赤信号
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.11.11 09:07
三星(サムスン)電子が米国に液晶テレビとモニターを輸出できなくなる危機にさらされているとブルームバーグが10日に報道した。
ブルームバーグによると、米国際貿易委員会(ITC)はシャープが自社の液晶関連特許を侵害したとして昨年三星電子を相手取り起こしていた訴訟で、三星電子がシャープの特許4件を侵害したとの判定を下した。これにより三星電子には該当するパネル技術を使った液晶テレビとパソコン用液晶モニターの米国向け輸出を中断すべきとの決定が出された。この決定は60日間の検討期間を経た上で来年1月ごろにオバマ米大統領の最終承認を受け法的効力が発生する。検討期間に製品を輸出する場合には製品価格と同額の担保金を預けなくてはならない。しかしオバマ大統領が国益に反すると判断する場合には決定は覆されることもある。三星電子は今回の決定と関した別の特許訴訟が進められている間は、今回の決定の発効を中断するよう要請しているという。