【中央時評】韓国を愛してるって?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.09.20 14:19
大衆音楽グループ2PMの一メンバーが数年前にこの国を卑下したという理由で、まるで追放されるかのように出国した事件が数日前にあった。奇遇にも最近、時差を置いて同じようなことが起きている。KBS2トークショー「美女たちのおしゃべり」で、素朴な話ぶりで人気だったニュージーランド出身のキャサリンが、ある新聞のインタビューで、普段とはまったく違う批判的なことを話したということで降ろされてしまった。また、同じ番組に出演していたドイツ女性ベラも同じような境遇に追い込まれた。ドイツで彼女が出版したエッセイ「ソウルの眠れない夜」に韓国を否定的に描いた部分が多いというのがその理由だ。
家を出れば苦労するものというのに、計り知れない不慣れな感覚とギャップにもかかわらず青い目の外国人が韓国を愛するようになったと告白したときは、率直に言ってちょっと疑問に感じたのも事実だ。この国が彼らに個人的な「チャンスの地」になったということに対するありがたさの表現なのか、またはこの社会でうまく行く手腕を得たということなのかと疑ってみたりする。