ＫＢＳの人気番組『美女たちのおしゃべり』（ミスダ）でゆったりした優雅な話し方で「分かりません」という流行語を生み、人気を集めているクリスティーナさん（２７、イタリア、写真）。韓国生活３年目の彼女は１７日に開館するソウル駅三（ヨクサム）グローバルビレッジセンターのセンター長を務めることになった。

グローバルビレッジセンターは外国人に日常生活で必要な各種生活情報を提供したり、生活上起こった問題などで相談にのってくれたりするサービス機関だ。クリスティーナさんは非専任契約職で、平日１日４時間ずつ外国人の生活関連業務を処理する。契約期間は２年で、６級公務員の待遇を受ける。

「韓国に住みながら健康保険加入、クレジットカードや携帯電話所持などの基本的なサービスを受けられなかったのが１、２度ではありませんでした。このような経験を生かして韓国生活を始めたばかりの外国人たちが早く適応できるよう、お手伝いしたいと思います」

クリスティーナさんはソウルの古宮に外出するのが好きだという。現代的だが、伝統文化がところどころ残っているソウルの姿に魅力を感じるそうだ。便利なソウルの電車も彼女が挙げた韓国の長所。彼女は「案内板に韓国語と英語が一緒に書かれていて見つけやすく、駅の出口ごとに番号が大きく書かれてあるので友達に会うときも役に立つ」と話した。列車の中が広くてきれいな上、物を売りにくる商人にも情を感じるとのこと。しかし、どこへ行っても人があまりにも多くて、交通渋滞がひどいのは短所だと指摘した。

彼女と韓国の縁は、２００５年３月、イタリア・ミラノで現在のご主人である韓国人留学生キム・ヒョンジュンさん（３０）と出会ったことで始まる。昨年１２月に結婚式を挙げた彼女は、現在、京畿道安養（キョンギド・アニャン）市で姑と暮らす。彼女は「韓国文化に完全に適応できれば子供も生んで、いつまでもいつまでも韓国に暮らしたい」と話した。