日本民主党は日本選挙史上最大議席数を獲得して政権交代に成功した。 これについて一部の人は「地殻変動」「選挙革命」と言って興奮している。 1955年以降の総選挙がずっと自民党の政権維持を前提としていたため、こうした評価が出てくるのも無理はない。
民主党が圧勝した原因はまず経済的な効率性ばかり追求してきた「小泉改革」に対する国民の不信感を挙げることができる。 市場原理主義の下で非正規職と貧困層が量産され、「格差社会」が進んだ。 自民党政権下で絶えなかった不正腐敗、旧態を抜け出せない政治スタイルも国民の不満を買った。 自民党政治で頻繁に見られた金権型スキャンダルは、一般国民の道徳的基準ではとうてい黙過できないことだった。 この3年間、国民の信任なく安倍・福田・麻生と続いた首相交代は、国民に政治的無力感を与えるのに十分だった。 官僚が政策形成の主導権を握り、自民党はこれに便乗するという執権党の無責任にも批判は多い。