敗戦後の日本を率いてきた‘巨艦’自民党号が国民の改革旋風で完全に沈没した。1955年の保守連合で誕生した自民党1党支配体制は54年で幕を下ろした。参院で多数党の民主党は衆院でも圧勝し、日本政局を単独で主導することになった。「新しい日本」を打ち出した民主党が、日本の政治・行政・外交・社会など多くの分野で画期的な改革の波を起こす見込みだ。
30日に実施された衆院選で民主党は31日0時50分現在、計480議席のうち306議席を獲得した。自民党は119議席に終わった。時事通信などはこの日、投票率が96年の小選挙区制導入以来最高の69%を超えたと推算した。