30日に実施される日本の衆議院総選挙で、野党第1党の民主党が圧勝することが予想され、新内閣の組閣下馬評が早くも飛び交うなど、政権交代ムードが高まっている。民主党の圧勝予告は朝日新聞が20日に「民主党が300議席を占め自民党は100議席余りに急減するだろう」という世論調査結果を初めて報じた時にはまだ現実性は大きくなかった。
しかし21日に読売新聞、日本経済新聞が、「民主党300議席以上可能」という世論調査結果を相次ぎ公開し、民主党が勝利への勢いを固めていることを確認させた。22日には毎日新聞、共同通信もほぼ同様の調査結果を出した。自民党は投票日を1週間後に控えても劣勢を挽回できずにいる。480人を選出する衆議院選挙で民主党が241議席以上を確保すれば単独で政権を獲得できる。