北朝鮮に拘束された記者2人、「女性記者」と書く必要があるのか
社会の各分野で女性の活動が活発になり、女性に関する固定観念を強調したり軽視したりする性差別的な言葉が次第に消えていく傾向にある。男性だけを表していた言葉は両性平等表現に変わり、職業に対しても性中立的な単語が登場している。こうした努力は国家的次元でも取り組まれている。欧州連合(EU)は年初、性差別的な言葉の使用をやめる決議案を採択した。韓国も2年ほど前、国立国語院で性差別的な表現が含まれた約5000種類の用例を発表したのに続き、政府や女性団体の努力もあり、無分別な使用が減っている。
しかし言語習慣はそう簡単に変わるものではなく、日常で性差別的な言葉がなくなるまでには相当な期間がかかると考えられている。個々の表現に細心の注意を払わなければならないメディアも、知らないうちに性差別的な表現を使用しているケースがよくある。また女性軽視・扇情的な表現はかなりなくなったとはいえ、記事の本質とは関係なく女性を強調するなど不必要な使用がしばしば見られる。