25日、歴史的に残る宇宙ロケット「羅老(ナロ)」の打ち上げがあった。第1段ロケットのエンジンが正常に作動し、ロケットは力強く上がった。しかし発射から約1時間後、科学技術衛星2号が軌道に乗らなかったことが伝えられ、国民を失望させた。
政府はロケット上段の衛星を覆うフェアリングが片方しか分離しなかったと発表した。結局、フェアリングの重さのため衛星を軌道に乗せるのに必要な速度が出なかったということだ。この場合、衛星が宇宙で円形・楕円形の軌道を描くことができない。したがって韓国の衛星はほう物線状に落ち、大気圏で摩擦熱によって消滅したと予想される。