相次ぐ「通民封官」型の柔軟姿勢…北の狙いは?(2)
金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長が一連の緩和措置を取っているのは、李明博(イ・ミョンバク)政権の対北政策に対し、新たな方式で対抗するためのものという見方も出ている。
北朝鮮は相次いで人道レベルの措置や緩和措置を取っているのに、韓国政府は対北政策で原則ばかり固守していると批判する世論が韓国内に広がるのを狙っているということだ。また▽核実験などを受けた国際社会の対北制裁▽金委員長の健康問題▽経済難--で混迷が続く局面を脱却する狙いもあるとみられる。