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テロの標的となったインドネシア大統領

2009.08.10 09:09
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インドネシアのユドヨノ大統領がイスラムテロ組職の目標になった。同大統領の親西方政策による。9日のAFP通信報道によれば、インドネシア警察は8日、ユドヨノ大統領宮の自爆テロを計画中だったイスラムテロリスト2人を射殺した。

ダヌリ警察庁長官はこの日「ジャカルタ郊外であるベカシ地域のある住宅に身を隠しながら大統領に対する爆弾テロを計画中だった2人を射殺した」と明らかにした。彼らが身を隠した住宅内部にはおびただしい量の爆弾製造原料と爆弾の積まれたトラックが発見された。警察はこの住宅がインドネシア・イスラムテロを主導するヌルディン・ムハンマド・トップが率いるテロ組職NMTの拠点だと明らかにした。警察の調査結果、射殺された2人のうち1人はボイム・イブラヒムであると確認された。

 
イブラヒム容疑者は先月9人の命を奪ったジャカルタ・マリオットとリッツカールトンホテル爆弾テロ容疑者で手配されていた。NMTのある組織員は警察の調査で「インドネシア独立記念日の8月17日、ユドヨノ大統領私邸の自爆テロを準備していた」と話した。NMT組織員たちが借りていたこの住宅は、ユドヨノ大統領の私邸から車で12分ほどの距離に位置していると警察は明らかにした。これに先立ちインドネシア警察は7日「中部ジャワ地域タマン宮でイスラム過激団体に対する情報を収集する中、ヌルディンと見える男を射殺した。彼の家族たちからDNAを確保し、確認作業をしている」と明らかにした。しかし現地の情報関係者はAFP通信に「彼は死ななかった」と語った。マレーシア出身であるヌルディン容疑者は東南アジアイスラムテロ組職の核心人物だ。親西方路線を歩いている東南アジア各国政府に対抗し、2002年、バリのナイトクラブ爆弾テロなどこれまで数十回のテロを主導したことがわかっている。


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