日本政府が北朝鮮に対する全面的な輸出禁止措置を取った。麻生太郎首相は16日に閣議を開き、北朝鮮が先月に実施した2回目の核実験に対する独自の追加制裁措置として輸出の全面禁止を決定した。時事通信が同日に報じた。制裁措置を徹底して履行するため北朝鮮との人的往来規制も強化される。麻生首相は、「こうした措置の施行に必要な行政措置を速やかに実施するように」と指示した。
日本政府はまた、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議を受け北朝鮮に出入りする船舶の貨物検査を実施するための特別措置法案も今月中に国会に提出する方針だ。安保理決議を実行できる根拠法が日本にはないためだ。公海上の貨物検査は自衛隊ではなく海上保安庁が担当する見通しだ。