【社説】大統領は何が怖くて記者会見をためらっているのか
昨今の混乱時局には昨年の牛肉ろうそく集会当時と似た点がいくつかある。 昨年の事態は政府の交渉ミスが火種となった。 これが反李明博(イ・ミョンバク)勢力の情緒に火をつけた。 そこに米国産牛肉の牛海綿状脳症(BSE)危険が高いという非科学的な扇動の風が吹いた。 時間が流れるにつれ、都心の無法・暴力デモは牛肉問題を越えて国政刷新を叫んだ。 今回の事態の火はもちろん盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の衝撃的な自殺だった。 検察の捜査過程の無理な点が原因を提供した側面も少なくない。 そして反李明博情緒に火がついた。 検察捜査の正当性と捜査過程の一部の無理を混同する非論理性が火を煽った。 そして同じく都心占拠の不法事態が発生し、国政刷新要求が出てきている。 両事態では同じようにテレビの刺激的な報道、野党・市民団体勢力の積極的な介入があった。
もう一つ同じように展開しているのは李大統領の対処の姿勢だ。 昨年の場合、多くの国民は交渉の失敗は失敗とし、牛肉の科学は科学だから、大統領が早く国民の前に出てきて堂々と説明することを願った。 そのような正攻法が問題解決の近道だと多くの人々が信じた。 しかし大統領は牛肉事態が膨らんでから2カ月後に記者会見を行った。 大統領はなぜ再交渉ができないのか、米国政府の安全性保障をどのように受けたのか説明した。 ‘コソヨン’(高麗大・ソマン教会・嶺南出身)人事の失策を認め、国民が反対すれば大運河を推進しないと宣言した。 会見で火種がすべて消えたわけではないが、合理的な多くの国民が政権に対する疑問を解消したのは事実だ。