某放送局が芸能人麻薬事件に対して報道し、警察に立件された有名芸能人が誰かを事実上公開したことから、ネチズンの間では論難が起こっている。

この放送は３日「映画俳優チュ・ジフンの麻薬波紋があってから２カ月。また新たな有名俳優Ａも麻薬を投薬した疑いで警察に立件された」と報道した。このときＡが年末のある授賞式で受賞する資料画面をモザイク処理して出した。しかしＡの顔はモザイク処理されたが、衣装や背景はそのままだった。当時の授賞式場面を覚えている一部ネチズンたちはＡさんが誰かわかった状態だ。

また「Ａら一部芸能人たちは麻薬検査結果が出なかったか警察の調査を受けたことがない」と容疑の事実を強く否認している。

ネチズンたちの間では「衝撃的だ。信じられられない」という反応とともに「麻薬投薬事実は確認されなかったが、身元を公開したのは名誉毀損」としている。

ソウル地方警察庁麻薬捜査隊はソウル江南と梨泰院一帯のクラブで麻薬を楽しんで来た芸能人と遊興業界従事者８４人が大量に警察に摘発されたと３日明らかにしている。ソウル地方警察庁麻薬捜査隊は今年の４月から５月中旬まで２カ月間、ソウル江南と梨泰院などのクラブを対象に取り締まりをした結果、麻薬を密搬入して投薬した疑いで１２人を逮捕し、７２人を在宅起訴した。

４月、モデル出身俳優のチュ・ジフン（２７）と女優ユン・ソルヒ（２８）被告ら芸能人３人を摘発した警察は、今回も元芸能人４人を追加で立件した。これらは俳優２人と歌手１人、元歌手１人で、俳優の１人は現在地上波放送で活発に活動中だということだ。