スタインバーグ米国務副長官は２日、北朝鮮の核実験と関連し、「（国際社会の）協力で統一された対応を望む」と述べた。この日午後に金浦（キムポ）空港で行った記者懇談会で、「北朝鮮が他の方向に航路を変えるよう説得するために最も効果的な方法は国連安全保障理事会と北東アジア地域でみんなが力を合わせることだ」との考えを示した。また、独自の金融制裁を検討しているかとの質問には、「むしろその反対で、北東アジア地域の国々と緊密に協議している」と答えた。

スタインバーグ副長官率いる米国代表団は３日に外交通商部の柳明桓（ユ・ミョンファン）長官を表敬訪問し昼食をともにする。また、外交通商部の権鍾洛（クォン・ジョンラク）第１次官と、青瓦台（チョンワデ、大統領府）の金星煥（キム・ソンファン）外交安保首席秘書官とも会い、北朝鮮の核実験などに対する対策と韓米協力案を話し合う。このほか李明博（イ・ミョンバク）大統領を表敬し、４日には統一部の玄仁沢（ヒョン・インテク）長官と国防部の李相熹（イ・サンヒ）長官とも会う予定だ。米代表団は訪韓日程を終え５日に次の訪問先となる中国に向かう予定。当初訪問予定だったロシアは外交日程上の都合で訪問を取りやめた。