「通貨危機再発防ぐには外貨準備高3000億ドル必要」
通貨危機の再発を防ぐためには外貨準備高を積み増すのが最善策で、適正規模は3000億ドル程度だという分析が出された。韓国金融研究院の金泰俊(キム・テジュン)院長が28日に開かれた韓国先進化フォーラム主催の「脆弱な外貨管理システム、どのようにするのか」というセミナーでこのように発表した。
金院長はこの日、「経常輸入額と流動外債、外国人株式資金流入額などを考慮すると、外貨準備高が3000億ドル程度になれば危機に備えられる」と述べた。現在の外貨準備高は2000億ドル程度であることを考えると、これから1000億ドル程度をさらに積み増さなくてはならないという話だ。また、「今後世界の不均衡が続き金融危機が再発する可能性がある」とし、ドルが下落している今が外貨準備高を増やすときだと指摘した。