最近有名になった開城(ケソン)工業団地協議会のムン・チャンソプ会長は24日、開城訪問からから戻った後、「現場は静かな雰囲気で、全く影響を受けずに稼働中」と述べた。信じられていないと思ったのか、「外国のバイヤーも感動していた」と話した。生産ラインに活気があるというのは幸いだ。開城工業団地は09年2月末現在、韓国の101企業が稼働中で、累積生産額は5億4000万ドル(約7000億ウォン)。昨年は前年比36%増の2億5000万ドル分を生産した。入居企業が本格稼働する2010年には36億-47億ドル分が生産されるという予想も出ている。
北朝鮮が核実験をし、米国のレフコウィツ北朝鮮人権問題特使の批判がいくら激しくても、開城は黙々と汗を流してきた。臨津江(イムジンガン)と軍事境界線を越え、非武装地域(DMZ)を横切る道路と北朝鮮2軍団6師団の2個旅団を押し退けてできた開城工業団地は南北合作の奇跡だ。こうした貴重なものであるため、韓国政府・企業は北朝鮮の昨年末の「12・1措置」にもかかわらず、余計な発言を控えて我慢してきた。