女優のチャン・ジャヨンさん自殺事件に対する警察の中間捜査結果発表の内容は複雑だ。捜査対象者20人に下った処分は立件、立件後に参考人中止、起訴中止、内査中止、不起訴、取り調べ終結など6種類に分けられていた。しかし結果を分析してみれば、警察が「疑いを立証した」と言ったにもかかわらず立件した対象者は3人にすぎず、拘束は1人もいなかった。むしろ「疑いなし」を立証した対象者の方が多かった。「死者に対する名誉毀損で告訴された報道機関の記者たちや強要罪共犯の疑いで捜査を受けた一部の有力人物ら7人は不起訴や取り調べ終結でひとまず処理された。このため「疑いがないことを明らかにするのに力を注いだ捜査だった」という評価が出ている。
警察はこの日、総合日刊紙代表という報道関係者A氏に対し「A氏のアリバイなどを総合してみた場合、チャン氏の勘違いだったものと推定される」と述べた。▽チャンさんの携帯電話の通話内訳を照会したが、Aさんと通話したことはない▽A氏はキム前事務所代表とチャンさんを知らないと述べた▽文書に、会ったと提示されていた日、A氏のアリバイが立証された--というのだ。イ・ミョンギュン京畿警察庁凶悪犯罪係長はA氏をいつ、どこで調査するかという質問に「具体的な捜査事項は確認できない」と答えた。