2007年3月、ソウルのある短大に通う女子大生イ某さん(23)はインターネットの広告を見てソウル江南区論硯洞(カンナムグ・ノンヒョンドン)のある消費者金融会社を訪れた。経済状況の苦しいイさんは授業料300万ウォン(約22万円)が必要だった。消費者金融キム某氏(30)は先払い利子として35万ウォン、3カ月間毎日4万ウォンずつ合計360万ウォンを返すという条件を提示した。年利率にすると345%だった。しかしあせっていたイさんはキムさんの条件を受け入れた。借金は1年で1500万ウォンに増えた。
債務者が毎日一定額を返せない場合に延滞した利子を元金に含めて再び貸しつけるという手法だったのだ。