地球温暖化防止に向けた気候変動枠組み条約はこの17年間、不完全な協定といえた。1990年代に気候変動枠組み条約を主導してきた米国が、ブッシュ政権に入りすべての議論を拒否したためだ。米国が議会批准を拒否し、中国・インド・ロシア・ブラジルも不参加の隊列に加わった。この条約を守らない国には貿易報復を加えるという厳しい罰則が含まれているが、強大国が手を引いたことで事実上牙の抜けたトラも同然だった。最近こうした国際社会の雰囲気が急激に変わっている。
米国のオバマ大統領は大統領選挙の過程で、気候変動枠組み条約を解決したいと公約した。先月24日の議会演説では新・再生可能エネルギーに傍点をつけ「議会も温室効果ガス排出総量規制を含む関連法案を早急に通過させてほしい」と促した。米議会の気候変動枠組み条約批准は時間の問題と思われる。中国の立場も目立って変わる兆しだ。先週中国の楊潔篪外相は「気候変動を防ぐため先進国と開発途上国がともに協力すべきだ」と述べた。気候変動枠組み条約が世界的な大勢になったのだ。12月にデンマークで開かれるコペンハーゲン会議では強力な法的拘束力を持つ国際協定の誕生が徐々に明確になっている。