国会がなんとか破局を免れた。 年末のような物理的衝突を避けたのは幸いだが、今国会もさまざまな汚点を残した。 与野党は今後、合意した期間内にメディア法など主要法案を処理し、立法府の信頼を回復しなければならない。
国会の第一存在理由は立法だ。 適時に必要な法を作るのは、渇いた社会に水を与えるようなものだ。 にもかかわらず、民主党は主要法案に「MB(李大統領)悪法」「財閥銀行法」「財閥メディア法」などと政治的・理念的な輪をかけて審議を遅らせたり阻止したりした。 メディア法は常任委上程さえも防いだ。 新聞・放送の兼営は世界的な趨勢であり、産業復興のためにも必要だが、「政権のメディア掌握陰謀」という時代錯誤的な宣伝を繰り広げた。 与野党が推進する「社会的論議機構」も危険な便法だ。 各争点法案に市民勢力が割り込めば国会はどうなるのか。 与野党は大企業の放送参加持分を0%とする修正案を出したが、これもメディア産業の発展という本来の趣旨に背くものだ。