与党ハンナラ党の田麗玉(チョン・ヨオク)議員が昨日、立法活動に不満を抱いた利害当事者から暴行を受けるという、あきれる事件が起きた。田議員は国会裏門の入り口でデモ中だった民主化実践家族運動協議会(民家協)のメンバーらに顔と首を殴られた。重傷でないのが幸いだったが、事件の本質は深刻だ。
田議員は最近「民主化運動関連者の名誉回復および補償等に関する法律」(民主化運動関連者補償法)を見直すための改正案を準備してきた。改正案は、金大中(キム・デジュン)元政権時代に下された民主化補償審議委員会の決定の一部を再審議しようという内容だ。田議員は「民主化運動」と見なしがたい場合、特に東義(トンウィ)大事件のように警察の命を奪ったデモ隊にまで民主化の功労を認め、報償金を支給したのは誤りだ、と主張している。