三星(サムスン)重工業がロシアの造船業近代化事業に参画する。三星重工業は19日、慶尚南道巨済(キョンサンナムド・コジェ)の造船所で、ロシアのセチン副首相一行と造船業近代化共同推進に向けた覚書を交わした。セチン副首相は、ロシア国営企業のUSCの会長を兼任している。USCはロシアの造船業近代化政策開発と発展を目的に2007年に設立された。
覚書は、△新事業開発と共同投資プロジェクトの推進△設計技術の共同開発△生産能力拡大策の模索などの内容を盛り込んでいる。三星重工業は来月に特別委員会を構成し、USCと具体的な協力策を話し合う計画だ。ロシアは全国を北部と西部、極東の3地域に分け、各地域を代表する造船所を育成する事業を推進中だ。