先月20日に発生した竜山再開発地域住民死亡事件と関連し、辞退の圧力を受けてきた警察庁長官候補者の金碩基(キム・ソッキ)ソウル警察庁長が10日、自ら辞退することを申し出たと警察高位関係者が9日伝えた。金庁長の辞退で次期警察庁長官には姜熙洛(カン・ヒラク)海洋警察庁長と趙顕五(チョ・ヒョンオ)京畿地方警察庁長官が推挙されている。
警察庁によれば金庁長は10日午前11時に記者会見を開き「竜山住民の死亡事件と関連して責任をとり、自ら辞退する」という意思を表明する予定だ。警察庁のある関係者は「検察の捜査結果、発表を通じて今回の事件で警察の公権力執行過程に法的問題がないという点は明らになったが、道義的・政治的次元で責任をとり、金庁長が辞退することを決めた」と述べた。