今日開会する2月の臨時国会は非常に重要だ。李明博(イ・ミョンバク)政権にとっては執権2年目を迎えて方向舵(だ)となる。国会としては昨年暮れの「乱闘・暴力国会」から脱出し議会民主主義を回復できるかの実験台になる。
韓国社会は慢性の街頭闘争を場内に運べるかという宿題を抱えている。さらに成長率がマイナスに急落しつづける絶体絶命の経済危機の最中に開かれる国会だ。2月の国会には諸懸案が複雑に絡まっている。暮れから新年に先送りされた経済、社会改革の法案とメディア関連法など立法宿題が厚い。李大統領が要請した5人の人事聴聞もある。竜山(ヨンサン)再開発地域住民死亡事件(以下・竜山事件)を政治的にまとめねばならない。