<時評>‘98年通貨危機克服’をベンチマーキングしよう(1)
通貨危機直後の1998年、国家が不渡り危機に直面した当時、経済は悲惨だった。 一日100社以上が倒産し、約50万人だった失業者はわずか数カ月間で120万人に増えた。 四半期ごとに大乱説が浮上し、大勢の人々が虚脱感と怒り、そして挫折感を感じた。 「為せば成る」という自信は失われ、先進国入りの夢は崩れた。
11年が過ぎた09年初め、また経済不況の津波が莫大な量と速度で押し寄せている。 輸出・消費・投資のすべてが冷え込み、昨年10-12月期の成長はマイナス5.6%を記録した。 このままだと再び企業の破産や失業などの大乱が相次ぐのは明らかだ。 寒くて厳しい時期を近いうちに迎えるはずだ。 最近会ったある大企業の副会長は「真っ暗なトンネルの中をさ迷うような雰囲気。 今年は終始こういう状態が続くだろう」と話した。 誰が見ても今は通貨危機当時よりもひどい最悪の状況だ。 このため内需景気の回復に向けて、通貨危機当時よりも包括的かつ果敢な対策が切実だ。