木馬でトロイ城を離れたオデッセウスは帰国を急ぐ。しかし彼は海の神、ポセイドンに憎まれて逆境という逆境をすべて経験する。暴風と津波、遭難と漂流、人食い人種の島での監獄生活、独眼怪獣との死闘のあげく20年ぶりに故国の地を踏む。このとき、事あるごとに彼を助けた女神がアテナだ。セウスの娘で賢く、理性的であることから知恵の女神と呼ばれた。このアテナは、ローマ神話では「ミネルバ」だ。
インターネット論客「ミネルバ」は「知恵の女神」ではなかった。青瓦台経済首席まで務めた教授が「国民の経済的師匠」とほめたてるので彼が雑誌に書いた文とインターネットに掲載した文をいくつか探して読んでみたがその程度ではなかった。