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シンドロームを伝説にする「ミネルバ対処法」

2009.01.11 15:55
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木馬でトロイ城を離れたオデッセウスは帰国を急ぐ。しかし彼は海の神、ポセイドンに憎まれて逆境という逆境をすべて経験する。暴風と津波、遭難と漂流、人食い人種の島での監獄生活、独眼怪獣との死闘のあげく20年ぶりに故国の地を踏む。このとき、事あるごとに彼を助けた女神がアテナだ。セウスの娘で賢く、理性的であることから知恵の女神と呼ばれた。このアテナは、ローマ神話では「ミネルバ」だ。

インターネット論客「ミネルバ」は「知恵の女神」ではなかった。青瓦台経済首席まで務めた教授が「国民の経済的師匠」とほめたてるので彼が雑誌に書いた文とインターネットに掲載した文をいくつか探して読んでみたがその程度ではなかった。

 
ミネルバにまるで実力がなかったという話ではない。当たっている予測もあった。たとえば昨年9月、為替1400ウォン台に突入する、7000億ドルの救済金融にもかかわらず流動性危機は緩和されないという予言は正確だった。しかし見通しが当たったからと知恵の女神として称賛することはできない。1997年の通貨危機を予測したスティーブ・マービンという証券会社アナリストは一躍スターに浮上したが、その後は終始見通しが外れた。

ファンダメンタルが良くて外為保有額は十分だから通貨危機は起きないと政府が大口をたたいたとき、彼は果敢に「No」と主張した。どこよりも優れていると自負する専門家たちが沈黙していた状況でのことだ。返さなければならないお金と米国に凍結したお金が多く、2000億ドル余りの外貨保有高ではとんでもないと強調した。通貨スワップをしなければ大変なことになると付け加えた。実際に韓米通貨スワップが締結されると通貨危機の話は聞こえなくなった。「経済破滅」の主張にも政府は警戒心を振り返る処方せんにしなければならない。通貨危機の憂慮はまだ消えたわけではなく、企業と金融不良は幾重にも重なった山続きだからだ。

しかしミネルバはたいした実力派とはいえない。主張は鮮明だが論拠の貧弱な文が大半だった。最小限の経済論理が裏付されないものや相反した主張も多かった。家賃が半分になり、株価が500まで落ちると叫んだが「なぜか」説明がない。数値も多くて秘話もよく引用するが、実際にはそれを確認することもできない。フランチャイズ業界の2009年末予想で破産の割合が24%だというが資料ソースがなく、またGDP比不動産の割合が89%というが、何を基準にしたものかわからない。インターネットに掲載した文には不動産公示地価がGDPの500%にもなる。

主張だけある文は寿命が短くなるほかない。時間が経てば違った見通しが続出する。別の経済専門家より実力が劣るというのもすぐ現れる。ミネルバ問題が起こったのには経済専門家たちの沈黙と無能力によるものが大きい。政府がそのまま放っておいて専門家たちが自分の意見を出せばシンドロームはすぐ消えるはずだった。それなのに検察と政府がこれを正面から問題視すると、シンドロームは伝説となっている。実定法を破れば処罰するべきだが最大限慎重に近付かなければならなかった。

学問的論争は学者たちに任せるのが基本的に正しく、小説や映画にはなるべく法の定規を当ててはいけないのと同じだ。政府はドル買受禁止公文書を発送したということを虚偽の事実だと主張するが、業界では政府の外国為替市場介入を認めていないか。そうだ!こんなことをしていて自分も虚偽事実流布罪にひっかかるのではないのか。31歳の失業者で、経済学を独学で学んだということを責める視覚も考えてみる問題だ。年齢があるものと誤解させ、証券会社での経歴に留学経験まであるとうそをついたことは誤っている。しかし独学で実力を積めば責めるに値することではない。韓国社会に学歴と職業看板病がぶり返したようで憂鬱である。テレビ番組の流行語のようにコントはコントであるだけで誤解してはいけないのに、どうしても検察と政府が厳肅すぎる表情を見せている。

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