ジョージ・ブッシュ米国大統領がイラク記者から靴の攻撃を受けた事件が連日話題を生んでいる。この事件を皮肉ったユーモアがメディアを賑わわせ、相手に侮辱を与える世界各国の風習などにも関心が集まっている。

そうであるかと思えば中東の靴メーカーはムンタダハル・ザイディ記者の投げた靴が互いに自分の会社の製品だと主張している。トルコのある新聞は「我が国の企業家がその靴を作った」とし「トルコ産（Ｍａｄｅ　ｉｎ　Ｔｕｒｋｅｙ）と名前をつけた靴の写真を１面に載せた。この企業家は「あの靴は１９９９年にデザインしたものだが、靴投げ事件以後、イラクから注文が２倍も増えた」と誇らしげだ

ブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領は１７日、中南米・カリブ国首脳会議を終えた後の記者会見で「どんな靴も投げるな」と冗談を言い、取材陣の爆笑を誘ったとＡＦＰ通信が伝えた。

ニューヨークタイムズ（ＮＹＴ）は１７日、靴を投げることのような世界各国の侮辱的行動を紹介する記事を載せている。靴を投げるのは相手が汚いものを踏む靴にも劣るという意味だ。フランスでは蜂の巣模様の菓子、ワッフルを投げるのが最大の侮辱を与えるという。相手が皿から落ちて床を汚すワッフル以下だという意味だ。中央アフリカのチャド共和国ではズボンの裾で相手を殴るのが最大の侮辱だそうだ。