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ブッシュ大統領、靴を投げられる/イラク

2008.12.16 08:29
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ジョージ・ブッシュ米国大統領は14日(現地時間)、イラクで現地記者に奇襲的に靴を投げられた。ブッシュ大統領はこの日、マーリキー・イラク首相と会談を終えた後、イラク記者らと会った。ブッシュ大統領は「イラク戦争は米国とイラクのために必要だ」とし「この戦争は終わっていない」と述べた。するとその瞬間、記者席から「戦争は終わった。これはイラク人が送る別れのキスだ」と靴が2足、相次いでブッシュ大統領に向かって飛んできた。ブッシュ大統領は2足とも素早く頭を下げて避け、靴は演壇後、壁にぶつかって落ちた。

 
警護チームは靴を投げた人物を取り押さえた。アル・バグダディーヤテレビの記者であるムンタダル・アルザイディ容疑者だった。アルザイディ容疑者はテロとの戦争を続けるべきだと強調したブッシュ大統領に抗議を示す意で靴を投げた。イスラム圏で特定の人に靴を投げるのは露骨に侮辱を与えるという意味だ。

靴の洗礼を避けたブッシュ大統領は記者らに「飛んできた靴はサイズ28センチだったよ」と冗談で交わした。

ブッシュ大統領は最近、締結された米-イラク安保協定を記念するため、退任をひと月後に控えたこの日、在任中4度目となる予告なしのイラク訪問を行った。翌日にはアフガニスタンを訪れた。ブッシュ大統領が両国を訪問したのは、2か所での戦争が正当だったという名分を強調するためだ。イラクでは「戦争は容易にできるものではないが、米国の安保とイラクの希望、そして世界平和のために必要なもの」と強調した。続いてアフガニスタンでは「8年前より大きく変わった。我らは希望的な進展を見ている」と述べた。

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