成長期には通貨危機…不況の沼にまたはまる「トラウマ世代」
韓国の20代が絶望に陥っている。中学・高校時代には通貨危機の余波で親の世代の倒産や失業を経験し、最近では就職難に苦しんでいる。
延世(ヨンセ)大学の金皓起(キム・ホギ)教授は、就職時期を迎えた20代を‘トラウマ世代’と名づけた。彼らは民主化以降の好況期に大学に入った‘新世代’や、通貨危機を克服しワールドカップ韓日大会のころに成長した‘2.0世代’とは異なるという説明だ。金教授は「最近の20代は経済的安定を重視する現実主義的態度を持つ。他の世代よりも就職のために努力してきた20代後半が逆説的に直撃弾を受けた」と指摘する。