為替相場がまた1ドル=1400ウォンを超えた。17日のソウル外為市場でウォンの対ドル相場は先週末より9.8ウォンのウォン安ドル高となる1ドル=1409.0ウォンで取引を終えた。為替相場は先月28日に1ドル=1460ウォン台までウォン安が進んだが、韓米通貨スワップの締結を好感し1200ウォン台まで値を戻していた。しかしこの5営業日はウォン安が続いている。
銀行の対外債務に対する支払い保証と韓米通貨スワップの締結、政府のドル供給にも為替相場が安定しないのは、なによりも外国人の資金離脱のためだ。外国人が国内の株式と債券に投資された資金を引き揚げ、これをドルに替えているためにドル高が進んでいるのだ。特に世界同時の景気後退が可視化し、株式などの危険資産を売り現金を確保しようという動きが目立っている。外国人はこの日も国内で株式1000億ウォン以上を売り越した。