「中国発の褐色雲、ソウルの空まで」 黄砂+排気ガスの巨大雲が拡散
2004年、ソウル大の朴淳雄(パク・スンウン)教授研究チームは「韓国の大気汚染物質(1994-98年)の半分近くは中国から飛来したものだ」という内容の論文を発表した。 研究チームは「国内生態系が受けた被害の3分の2が中国から飛んできた汚染物質のため」と主張した。
2005年、西海(ソヘ、黄海)白リョン島(ぺクリョンド)と済州道(チェジュド)海上に数百キロにわたって続いた褐色雲帯が現れ始めた。 ソウル大の孫炳柱(ソン・ビョンジュ)大気科学科教授は「衛星写真を見れば、中国から莫大な量の汚染粒子が韓国に飛んでくるのが確認できる。春や秋に霧が頻繁にかかるのも褐色雲の影響」と述べた。