李大統領は最近、ある側近が「あのように行動する北朝鮮を5年間放っておけるか」と融和策を建議すると「もう少し様子をみろ。今できることとして何があるのか」と話したという。これといった策がないわけだ。そのためこれら専門家の間では「李大統領は就任1年目までは北朝鮮の態度を黙って見守る」「来年初めごろ対北政策ラインを整備し、金剛山観光再開や民間団体の対北ビラ散布問題などをめぐり一括対話に出る」と もいわれている。
統一部もこうした青瓦台の気流を把握しているものとみられる。ある当局者は「北朝鮮が極烈な表現で大統領をずっと誹謗し続けているが、これでは解決するものもしない」と述べた。