ホワイトハウスへ向かったバラク・オバマ(民主党上院議員)、ジョン・マケイン(共和党上院議員)両大統領候補の2年間にわたる大長征が4日、幕を下ろした。そのドラマを振り返ってみよう。
◇オバマ氏=昨夏、オバマ候補への支持率はヒラリー・クリントン民主党上院議員の支持率の半分にすぎなかった。しかしオバマ氏はヒラリー氏が女性公職者を選出したことがないアイオワ州に弱いという点に注目、人材とお金を集中的に投入した。高い支持率に陶酔していたヒラリー氏は「50州での全勝」を壮語し、今年1月3日に開催されたアイオワ党内選挙で勝負を決めようとしたが、オバマ氏に惨敗した。