国民年金の収益率、初めてマイナス…今年2兆ウォンの評価損
国民年金基金の全体収益率が今年、過去初めてマイナスを記録した。 米国発金融危機の余波で保有中の株価が大きく落ちたからだ。 もちろん帳簿上の損失だが、国民年金資産総額が228兆4000億ウォンである点を勘案すると、損失額は2兆2000億ウォンにのぼる。
国民年金によると、8月現在の国民年金基金の累積収益率は-0.99%を記録した。 1-8月の間に100ウォンが99ウォンになったということだ。 9月に入って金融市場が大きく揺れているため、損失額はさらに膨らんでいる可能性が高い。 93年に国民年金が導入されて以来、基金全体の収益率(年間基準)がマイナスを記録したことは一度もない。
収益率下落の主な要因は株価の下落だ。 8月現在、株式部門は19.84%の損失を出していることが分かった。 特に全体株式投資の76%を占める国内株式で評価損が7兆1673億ウォンにのぼった。