北朝鮮人権の‘番人’ ショルティ会長…国際社会の関心高める
2008年第9回ソウル平和賞の受賞者に選ばれたスーザン・ショルティ(Suzanne Scholte、49)米国ディフェンスフォーラム財団会長は1990年代半ばの北朝鮮と脱北者の人権問題に関心を持ち、米議会でこの問題を提起し続けてきた。
ショルティ会長は1996年から3年間にわたる努力の末、1999年に米上院外交委員会の東アジア-太平洋小委員会の北朝鮮政治犯収容所に関連する聴聞会開催を導いた。この聴聞会をきっかけに米議会では上院の法司委員会や下院の国際宗教自由委員会で北朝鮮内の人権、政治犯収容所の実態、中国内の脱北者問題などについての聴聞会などを行った。これらは米国をはじめ、国際的にも北朝鮮や脱北者の人権問題に対する関心が高まるきっかけとなった。