李明博（イ・ミョンバク）大統領が、２００８北京オリンピック（五輪）野球の連戦連勝と金メダルの主役・李承燁（イ・スンヨプ、３２、読売ジャイアンツ）の選手団歓迎行事出席のため、読売球団にチーム復帰の日程を遅らせてほしいと要請し、球団側がこれを受け入れたと、日本のニッカンスポーツ紙が２４日報じた。

五輪金メダリストのうち国民を最も感動させた野球代表チームの４番打者が歓迎行事に必ず参加し、パレードを盛り上げてほしい、という李大統領の切実な望みが表れている。

同紙によると、李承燁は当初、日本代表に選ばれていた阿部や上原らチーム同僚とともに２６日にチームに合流する予定だったが、韓国で開かれる歓迎行事出席日程のためにチーム復帰が２７日以降に延ばされた。

同紙は「李承燁が２２日の日本との準決勝戦で、８回裏に決勝２ランを放ってチームを決勝に導き、同時に後輩選手の兵役免除にも大きく貢献した」と報じた。

李大統領が五輪野球金メダルの主役である李承燁の歓迎行事出席を切実に希望している、とも伝えた。

李承燁は同紙とのインタビューで「私は読売の選手であり、すぐに阪神戦もあるので、一日も早くチームに復帰したい」としながらも「しかし李大統領が直接‘歓迎行事を開きたい’と述べたと聞いたので、参加することにした」と話した。