「ラウンドテーブル」は丸いテーブルあるいは円卓会議を意味する。イギリスアーサー王伝説に由来する。カメリアード王レオデグランスが娘ギニビアとアーサーが結婚するとき、100人の騎士と一緒に贈ったものとなっている。周辺に150人の騎士が囲んですわることができるが、その席に上下の区別がないのが特徴だ。
出席者が優劣なしに自由討論する「ラウンドテーブル(コンファレンス)」は以後、政治・経済用語としてあまねく使われた。理解が相反する個人や国家が円卓を囲んですわり、協議して妥協点を見出す会議という意味だ。現代政治では1886年、アイルランド自治問題で自由党が分裂すると急進派Jチェンバレンの提案でその翌年開かれた円卓会議が最初とされる。