「安保理決議案を強力糾弾」…北メディアが非難声明を反復報道
北朝鮮メディアが、国連安全保障理事会決議案を非難する外務省声明を相次いで報道した。
朝鮮中央通信と朝鮮中央放送が１６日午後５時に外務省声明を報道した後、中央放送は４回、対外用放送の平壌（ピョンヤン）放送が５回、声明を放送した。
また朝鮮中央テレビは日曜日だったこの日午後５時と６時、８時のニュース番組で外務省声明の内容を詳細に伝えた。 続いて１７日には、中央放送と平壌放送が各４回ずつ声明内容を紹介した。 労働新聞は１７日付の２面に外務省声明の全文を掲載した。
北朝鮮が国連決議案を非難する外務省声明をメディアに集中紹介するのは住民に危機意識を持たせるためと考えられると、政府当局者は解釈した。
この当局者は「北朝鮮のメディアの態度からみて、今後、北朝鮮は国連決議案に対する各級団体の非難および決議大会を通じて、反米意識と抗戦意志を固めていくと予想される」と述べた。
北朝鮮外務省は１６日発表した声明で「わが共和国（北朝鮮）は国連安全保障理事会の決議を強力に糾弾し、全面排撃する。これには全くこだわらない」とし、「あらゆる手段と方法を玐くして自衛的戦争抑制力を強化していく」と明らかにした。
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