合意1日後に軽水炉で対立...北「提供が先」、5カ国「核放棄が先」
北朝鮮が20日「軽水炉が提供されるまで、核不拡散条約(NPT)への復帰はむずかしい」との立場を表明したことについて、6カ国協議参加国は一斉に批判する姿勢を示し、事態が緊張局面に移りつつある。
北朝鮮外務省スポークスマンはこの日、談話で「米国が北朝鮮に、信頼醸成の基礎となる軽水炉を提供すれば、即時にNPTに復帰し、IAEA(国際原子力機関)の保障措置(査察)協定を締結、履行する考え」だとした。同スポークスマンは「(米国が)核兵器放棄の先行、後ほどの軽水炉提供を固執するならば、朝・米間の核問題では何も変わることはなく、その後の禍は非常に深刻で、複雑化するだろう」と主張した。