北は全ての核放棄、米国は侵攻しないことを確認...6カ国妥結へ
南北(韓国・北朝鮮)と米国・日本・中国・ロシアの6カ国は、19日「北朝鮮はすべての核兵器と現存する核計画を放棄」し「韓半島平和協定体制を交渉するため、直接の当事国はフォーラムを作る」ということなどを主な内容とする6項目の共同声明(Joint statement)に合意した。
6カ国は、『6カ国』再開から7日目の同正午(現地時間)、釣魚台国賓館で全体会議を開き、共同声明を採択した後、1時間後に協議を終えた。これによって、03年8月にスタートした6カ国協議は、2年ぶりに韓半島非核化に向けた原則と解決策作りに成功し、今後、具体的な履行措置への踏み台を作った。6カ国は、A4判3ページにのぼる共同声明で、北朝鮮が早期に核不拡散条約(NPT)に復帰し、IAEA(国際原子力機関)の査察を受け入れることに合意した。米国も、核兵器や通常兵器で北朝鮮を攻撃する意思がないことを確認した。6カ国はまた「適切な時期に北朝鮮への軽水炉提供について協議する」ことで一致した。韓国は、北朝鮮に電力を提供するという今年7月12日の提案を再確認した。